
はじめに:Raw現像、手を出したけど難しすぎる問題
RAWで撮った写真、編集で化けるって聞くけど、いざLightroomを開いてみると何をどういじればいいのか分からない。
情報はたくさんあるけど、正解が分からないまま毎回手探り……そんな中で「AIに聞いてみたら?」と思い立ったのが今回のはじまり。
ChatGPTに聞いてみたら、ちゃんと答えてくれた
今回は夜に撮ったクアラルンプール・ペトロナスツインタワーを題材に、「光を活かしつつ、シャドウのディティールも残したい」というふわっとした要望をぶつけてみた。
すると返ってきたのは、思いのほか具体的な数値付きの設定アドバイス。
• 露光量:+0.3
• ハイライト:-80
• シャドウ:+50
• 明瞭度・テクスチャ:+10〜15
• 色温度はやや暖かめで 5200K
(詳しい設定は記事後半にまとめてます)
実際にLightroomに反映してみた
ChatGPTの指示通りにスライダーを動かしてみたBefore / Afterがこちら。
撮影情報(撮影環境のまとめ)
• 撮影地:マレーシア・クアラルンプール「KLCC公園」
• 撮影時間:夜8時ごろ(ライトアップが際立つ時間帯)
• 被写体:ペトロナスツインタワー
• 使用カメラ:Sony α7C II
• 使用レンズ:Sony FE 55mm F1.8 ZA
• 三脚:なし(手持ち撮影)
• RAW現像:Adobe LightroomでChatGPT提案の設定を反映
Before

After

• 白とびしていたライト部分が落ち着き、輪郭がはっきり
• 暗く沈んでいた建物の陰影がふわっと浮き上がる
• 全体にコントラストがついて、写真に「奥行き」が出た
正直こんなにChatGPTを使って要望通りにかつ、不自然な点なしで変わるとは思ってなかった。
写真編集が少しだけ”自分ごと”になった気がする
いままでのRAW現像は、「なんかプロっぽくて難しそう」「やってみたけどしっくりこない」で止まってたけど、
AIのサポートが入ることで、少しずつ自分の写真に向き合う余裕ができた気がする。
• 何が足りないのかが言語化される
• 「なんとなくの希望」が数値に変わる
• そして結果がすぐ見える
初心者こそ、AIに聞きながら写真と向き合うの、アリだと思う。
おまけ:今回使ったrawファイルと現像プリセット
今回使用したクアラルンプール・ペトロナスツインタワーのrawファイルとChatGPTが提案した設定をもとに、Lightroom用プリセット(.xmp)も作ってみました。
*rawファイルは容量が重い(40Mb程度)ので気をつけてください。
今回のプロンプトは、「光を活かしつつ、シャドウのディティールも残したい」でした。プロンプトを変えて、いろんな結果を見てみるのも楽しそうです。よければぜひ試してみてください。
おわりに:
RAW現像って、ちょっと面倒で敬遠してたけど、ChatGPTに手伝ってもらうことでぐっと楽しくなった。
自分で撮った写真が希んだまま変わっていくのを実感できる体験、ぜひ味わってみてください。