
クアラルンプールから車で約30〜40分。行政都市プトラジャヤにある「ピンクモスク(正式名称:プトラモスク)」は、そのやわらかな色彩と優雅な建築で知られる名所です。
今回は1人旅で訪れた午後のピンクモスクと、そのとき感じたことを示していこうと思います。
◾️訪問日時・混雑具合
・訪問日:2025年5月1日(木)
・時間:午後1時30分ごろ
・天気:晴れ(晴天)
・混雑度:観光客が多く、敷地内に沢山の人がいました。写真を撮る人や団体客で賑やかな雰囲気でした。
◾️実際に行ってみた感想
• 午後の時間帯は観光客が多く、モスクの外も中もとてもにぎやかでした。
• 入場後、イスラム教の祈りの時間と重なったようで、スタッフに「中では5分ほど座っていてください」と案内されました。
その間、イスラム教の聖典の朗読がスピーカーから響いていて、静かに耳を傾けることになりました。
祈りの空気の中に身を置いたのは初めてで、「ああ、ここは本当に礼拝の場所なんだ」と一番強く実感した瞬間でもありました。
• ローブの貸し出しもスムーズで、ピンクの建物に映える淡いカラーのローブがとても可愛く、観光客たちが思い思いに写真を撮っていました。
宗教的な敬意を払いながらも、文化に触れられる楽しさがあるのが印象的でした。
• モスクが湖に面しているおかげで、開放感があり、写真を撮ったり、風に吹かれてぼんやり過ごすだけでも心が落ち着きました。
◾️おすすめの時間帯・注意点
• おすすめ時間帯:午後は光が強く、モスクの輪郭や色合いがくっきりと映えて写真映えします。活気がある時間帯なので、にぎやかな雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
• 注意点:
・観光客が多く、建物内部も混み合う時間帯があります。静かに過ごしたい方は朝のほうが落ち着いて見学できるかもしれません。
・拝礼の時間に重なると、内部での行動が制限されます。私が訪れたときは、スタッフの指示で約5分間静かに座って過ごしました。
・この時間は写真撮影や移動も控える必要があります。イスラムの祈り(コーランの朗読)が流れる中での滞在は、文化を感じる貴重な機会でもあります。
・ローブは無料で借りられますが、デザインが可愛いこともあって撮影目当ての人が多く、貸出所は多少混雑する場合があります。
・屋外は日差しが非常に強いため、帽子・日焼け止め・水・涼しい服装を忘れずに。
◾️アクセス情報
• 場所:プトラジャヤ(Putrajaya)内、プトラ広場に隣接
• アクセス:クアラルンプール中心部からGrabで約30〜40分。電車+バスも可能(KLIAトランジット線で「プトラジャヤ&サイバージャヤ駅」下車 → タクシーで約10分)
• 入場料:無料(ローブ貸し出しも無料)
• 滞在時間:約1時間〜1時間半が目安(外観・内部・周辺散策を含む)
印象に残った1枚:

見上げた天井に、ピンクの模様とステンドグラスからの光。
にぎやかな外とは違って、ここは不思議なくらい静かで、落ち着ける場所でした。
1人でぼんやり座っていた時間が、なんだか心に残っています。
写真を見ると、その時の空気を少し思い出せる気がします。
ピンクモスクは、その名の通りやさしい色合いの建築が印象的な場所ですが、午後の時間は観光客でとてもにぎやかです。
それでもモスクの空気には、落ち着きがあり、にぎわいの中にあっても、心を静かにできる時間があります。
1人旅でも気兼ねなく訪れることができるこの場所。街の喧騒とは違った賑やかさと、祈りの空気を感じられる、特別なひとときでした。